続・工人舎 SH6KP10A に Debian lenny をインストール

前回 [id:autch:20070704] の続き。

前回からの変更点

  • Debian を sid に上げて毎日追従
  • linux-image-2.6.21-2-686
  • メモリ 2GB 化、Buffalo D2/N667-2G
  • ラージバッテリ注文
  • BIOS 1.0E-1358-0520
  • /dev/hda のバックアップイメージを bzip2 したら 9GB 程になった。この程度なら HDD に置いておけるはず。

各種デバイス

Bluetooth

追加ドライバ:不要

WIRELESS スイッチ ON 後、Fn + F1 で有効/無効切替え、有効時液晶右下 Bluetooth マーク点灯。GNOME Bluetooth Manager が反応するのを確認。Bluetoothバイスを持ってないのでこれ以上は調査できず。

SD/MMC/MS

追加ドライバ:不要

A-DATA の SDHC Class 6 4GB な SD カードで、挿入時 GNOME が反応するのを確認。

ちなみにこのカードは ReadyBoost 対応だった。

CF

追加ドライバ:不要

A-DATA 266x Turbo CompactFlash 8GB を /dev/hdb として認識。読み書き確認。

WebCam

Foxlink FO13FF-68. pwc は discontinued なのでテストできず。ほかに当たりそうなドライバが見当たらない。

追記:できました。http://d.hatena.ne.jp/autch/20071014#1192353533 参照。

Wireless LAN

Ralink RT73.
Downloads - Rt2x00Wiki から rt73 (USB) Enhanced Legacy Driver の hourly tarball を持ってきて ~/ に展開。rt73-cvs-YYYYMMDDHHMM/Module/rtmp_def.h の、

#define RT73_USB_DEVICES { \

この行の直下に、

  {USB_DEVICE(0x18e8,0x6238)},\

を追加して make && sudo make install する。firmware は /lib/firmware に置かれるが、念のため mkdir -p /lib/firmware/`uname -r`; cp rt73.bin /lib/firmware/`uname -r` する。
あとはいつものとおり。WIRELESS スイッチを ON してから Fn + F4 を押して液晶右下に無線 LAN マークが出てから、

# modprobe rt73
# iwconfig wlan0 essid ESSID key s:WEAK_WEP_KEY ch 2 nick anri
# ifconfig wlan0 up
# dhclient wlan0
ワンセグ

無理。

タッチパネル

DIALOGUE PenMount USB (Bus 004 Device 002: ID 14e1:6000)
aptitude install xserver-xorg-input-evtouch したあとに、/etc/X11/xorg.conf に以下のセクションを追加。

Section "InputDevice"
	Identifier	"touchscreen"
	Driver		"evtouch"
	Option		"Device"		"/dev/input/event1"
	Option		"DeviceName"		"touchscreen"
	Option		"ReportingMode"		"Raw"
	Option		"Emulate3Buttons"
	Option		"Emulate3Timeout"	"50"
	Option		"SendCoreEvents"	"On"

	Option		"Calibrate"		"1"
EndSection

Option "Device" 行は dmesg | grep PenMount とでもして、

input: DIALOGUE INC PenMount USB as /class/input/input1
input: USB HID v0.01 Mouse [DIALOGUE INC PenMount USB] on usb-0000:00:1d.3-2

ここから調べる。
"ServerLayout" セクションに以下の一行を追加。

  InputDevice "touchscreen" "CorePointer"

ここまで書いて X を落とした状態から /usr/lib/xf86-input-evtouch/ に行き、calibrate.sh を実行。
画面の指示に従う。正しく完了すれば out.txt ができているので、この中の Option 行を /etc/X11/xorg.conf の上記 "InputDevice" セクションに追加する。
その後、Option "Calibrate" をコメントアウトして完了。

cpufreq
# aptitude install cpufrequtils
# echo "p4-clockmod" >> /etc/modules
# vi /etc/defaults/cpufrequtils

75MHz から 75MHz 刻みで 600 MHz まで変えられるみたい。

サスペンド・ハイバネート

難関。hibernate-disk は動くが、hibernate-ram が復帰時にハングする。

各種ログ

あまりに長いのでファイル参照で。Linux 2.6.22-1-686 が混じってるが気にしない。

dmesg
http://www.autch.net/hoard/sh6kp10a/dmesg.txt
dmidecode
http://www.autch.net/hoard/sh6kp10a/dmidecode.txt
lspci -v
http://www.autch.net/hoard/sh6kp10a/lspci-v.txt
lsusb -v
http://www.autch.net/hoard/sh6kp10a/lsusb-v.txt